2年後の家づくりに向けて、住宅会社のカタログを1社ずつ取り寄せて比較しています。今回届いたのは広島の地場ハウスメーカー「トータテハウジング」。読んでみると「天井高」「ZEH基準」「耐震等級3」など、聞いたことはあってもちゃんと理解していない言葉がいくつも出てきたので、自分の勉強もかねて公式サイトや口コミも調べながらまとめてみます。
📝 この記事でわかること
- 天井2.4mと2.6mの体感差
- ZEH基準の仕組みと2026年の補助金
- 耐震等級3が「オーバースペック」かどうか
- 坪単価・保証・口コミから見えた注意点
- 資料請求後、電話で聞かれたこと
トータテハウジングってどんな会社?
家の話に入る前に、会社としての実績を確認しておきます。トータテハウジングは1975年創業、広島市に本社を置く地域密着型のハウスメーカーで、これまでに12,000棟以上の施工実績があり、木造住宅を年間500棟以上手がけています。設立から50年以上、広島の気候や土地の特徴を熟知している点は、地場ビルダーならではの強みだと感じました。
土地探しについても、グループ会社の自社所有地や仲介情報を活用できるため、土地とセットで検討したい人にも相談しやすい体制のようです。
気になる坪単価はいくらくらい?
カタログには具体的な坪単価の記載がなかったので、外部の情報も合わせて確認しました。情報源によって幅がありますが、坪単価60万〜85万円程度、ボリュームゾーンは70万〜80万円あたりという情報が複数見つかりました。SUUMOの施工事例では坪単価50万円台の事例も掲載されているため、間取りや仕様によってかなり振れ幅があるようです。
⚠️ 注意ポイント
坪単価は「本体価格のみ」か「付帯工事・諸費用込み」かで数字の意味が大きく変わります。次回の相談では見積もりの内訳(本体・付帯・オプション)を分けて確認しようと思います。
今のアパートは天井高2.4m。トータテハウジングは2.6m、この20cmは何が違う?
カタログでまず目についたのが「天井高2.6m」という一文でした。今住んでいるダイワハウスのアパートは2.4mなので、20cmの差になります。
一般的な住宅の天井高は2.4m前後が標準とされていて、2.6mは「高天井」として扱われるラインです。数値だけ見ると小さな差に思えますが、実際には視界に入る壁の面積が増え、窓も大きく取りやすくなるため、体感的な開放感はかなり変わると言われています。同じ床面積でも部屋が広く感じられるのはこのためです。
一方で、天井を高くすると冷暖房が効きにくくなりやすく、断熱性能とセットで考える必要があります。また建材や施工の面でコストが上がる要素でもあるので、「高天井にすると坪単価にどれくらい影響するか」は今後担当者に確認したいポイントです。
ZEH基準とは?省エネ住宅の”当たり前”になりつつある基準
カタログに何度も出てきた「ZEH(ゼッチ)基準」。正式にはNet Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略で、家が使うエネルギーと、太陽光発電などでつくるエネルギーの収支をほぼゼロにすることを目指した住宅の基準です。
- 高い断熱性能で、そもそも冷暖房に使うエネルギーを減らす
- 省エネ性能の高い給湯器やエアコンなどの設備を使う
- 太陽光発電などの「創エネ」設備で電気をつくる
2026年度は、ZEH(一般)で1戸あたり45万〜55万円、より高性能なZEH+では80万〜90万円の補助金が用意されています(経済産業省・国土交通省・環境省が連携する「住宅省エネ2026キャンペーン」)。さらに国は「2030年度以降に新築住宅はZEH水準の省エネ性能を標準にする」方針を掲げているため、これから家を建てるなら避けて通れない基準と言えそうです。
公式サイトを見ると、トータテハウジングは「ZEH基準を大幅にクリアした高い断熱性」を謳っていて、断熱性能の目安となるUA値は0.46前後という情報もありました。全国トップクラスとまでは言えませんが、標準仕様でこの水準を確保しているなら十分に高性能な部類だと思います。オプション扱いになる部分がどこかは、次回問い合わせて確認したいところです。

耐震等級3は「オーバースペック」なのか
もうひとつ気になったのが「耐震等級3(建築基準法の1.5倍)」という表記です。「1.5倍」と聞くと立派に聞こえますが、実際にどのくらいすごいのか調べてみました。
建築基準法で義務付けられているのは耐震等級1のみで、等級2・3は任意で選ぶグレードです。等級3は等級1の1.5倍の耐震性能を持ち、警察署や消防署など、災害時の拠点になる建物と同水準とされています。
震度7の揺れが2回連続で起きた熊本地震では、耐震等級3の住宅は2回とも倒壊せず住み続けられたという報告があります。
熊本地震における耐震等級と住宅被害の関係に関する各種報告より
つまり「オーバースペック」というより、「万が一の大地震に備えて、任意グレードをあらかじめ標準搭載している」という捉え方の方が近そうです。広島も地震や水害のリスクがあるエリアなので、個人的には安心材料として評価したいポイントでした。さらに調べると、トータテハウジングは耐震等級3に加えて制震ダンパーを標準装備しているとのこと。倒壊しない強さ(耐震)だけでなく、繰り返しの揺れを吸収する仕組み(制震)もセットになっている点は、地震が多い日本、特に広島のようなエリアでは安心材料として評価したいポイントでした。

施工中も見える化。360度カメラでの現場チェック
もうひとつ他社と比較したいのが、着工から完成まで360度カメラで現場をいつでも確認できるという仕組みです。契約後に「本当にちゃんと施工されているのか不安」という声はよく聞くので、スマホでいつでも現場を見られるのは地味に安心感が大きい仕組みだと思います。
あわせて、社内の専門部署と第三者機関が連携して300項目以上の監査を行っているという情報もありました。可視化の仕組み(360度カメラ)と、第三者によるチェック体制の両方があるのは、品質管理の面で心強い部分です。この点は他社にどこまで標準であるのか、比較していきたいところです。
保証・点検システムはどこまで手厚いか
保証面も詳しく調べてみました。法律で義務付けられている構造部分の保証は10年ですが、トータテハウジングは独自に最長30年保証、60年にわたる点検システムというプログラムを設けているようです。保証対象内の不具合であれば、部品代・出張料・作業料などの自己負担がない、という情報もありました。
⚠️ 次回確認したいこと
- 30年保証を維持するための条件(有償点検の受診義務など)
- 60年点検システムの点検頻度と、点検ごとの費用の有無
- 保証対象の範囲(構造部分のみか、設備・内装まで含むか)

トータテハウジングの強み(問い合わせ回答より)
担当者に「他社との違い」を聞いたところ、以下の6点を強みとして挙げていました。
- 高い自由度:規格住宅ではなく完全自由設計。廊下やデッドスペースを削り、その分を収納やフリースペースに充てるといった提案も可能
- コストパフォーマンス:地場企業ならではの適正価格で大手並みの性能
- 広島密着60年の信頼:地元の気候風土や土地の特徴を熟知
- VR間取り確認:着工前にVRで空間を体験できる
- 360度カメラ:施工中の現場をいつでも確認できる
- アフターサポート:地元だからこそ引き渡し後もすぐ対応
規格住宅ではなく完全自由設計という点や、個人的に良いと思ったのが、廊下やデッドスペースをできるだけカットし、その分を収納やフリースペースに割り当てるという設計の考え方です。カタログには「半独立のフリースペース(収納・フリースペース・書斎など)を有効活用できる」ともあり、来客用の個室ではなく生活動線の延長にちょっとした作業スペースを作れるイメージです。規格住宅ではなく完全自由設計だからこそ実現できる提案で、間取りの自由度を重視する人には刺さりやすい特徴だと感じました。
口コミから見えること(良い点・気になる点)
カタログや公式サイトだけでは分からない部分として、施主の口コミもいくつか確認しました。良い評価としては、自由設計への満足度、断熱性能による光熱費の下がり方、地域密着ならではの土地提案力、同価格帯の他社と比べたコストパフォーマンスの良さが目立ちました。
一方で気になる声としては、営業担当者によって対応の質にばらつきがあること、契約後にオプション扱いの項目が増えて総額が上がるケースがあること、引き渡し後のアフター対応にスピード面での不満が出ることがある、という点が挙げられていました。これはトータテハウジングに限らず住宅業界でよく聞く話でもあるので、次の点は事前に確認しておくと安心そうです。
- 見積もりが項目ごとに明細化されているか(一式表記でごまかされていないか)
- 標準仕様とオプションの境界が契約書に明記されているか
- モデルハウスと実際の標準仕様に差がないか
✅ まとめ:次に確認したいこと
- 天井高2.6mにした場合の坪単価への影響
- 坪単価の内訳(本体・付帯工事・オプション)
- ZEH基準・UA値0.46の根拠と、標準仕様かオプションかの範囲
- 30年保証・60年点検システムの継続条件と保証対象の範囲
- 見積もりの明細化と、標準仕様・オプションの境界の書面確認
他のハウスメーカーのカタログも届き次第、同じ軸(坪単価・保証・デザイン・性能)で比較記事にしていく予定です。
資料請求後、電話で聞かれたこと
今回の資料請求はPDFのダウンロード形式でした。ダウンロード後しばらくすると、担当者から電話がかかってきたので、聞かれた内容をまとめておきます。
まず聞かれたのはエリアです。どこの市で検討しているかを聞かれました。次にこだわりについて。間取りの希望を聞かれたので、今回は「平屋を検討している」と伝えました。
そして予算についても確認されました。明確な金額はまだ決まっていないと伝えたところ、先方から目安を教えてもらえました。
📌 提示された予算の目安
- 建物のみ:2,000万円〜
- 土地込み:3,500万円〜
まだ土地も予算も固まっていない段階でも、聞いてみると目安を教えてもらえるようです。今後の資金計画を考えるうえで参考になりました。
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